その他の診療・相談

リハビリのご相談もお気軽に

当院ではリハビリテーションは行っていませんが、回復期リハビリテーション病院での経験をいかし、リハビリテーションについての相談も行っています。身体機能の衰えが進まないようにリハビリをお勧めしたり、より活動範囲を増やすことができるかの予想を行います。

緩和医療について

がんの種類ごとにある程度の傾向はありますが、多くのがん患者さんでは、病気の進行とともに様々な苦痛を経験します。痛み、倦怠感などの様々な身体的症状や、落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛が出てきてしまいます。また、おしっこの問題は泌尿器がん以外のがん患者さんでも起こることがあります。このような身体的・精神的な苦痛を和らげ、残された人生の質(QOL)を高め、人間らしく最後の時間を過ごすための医療が緩和医療です。

治療と緩和医療のバランスを考えます

緩和医療では苦痛を取り除くことを目指しますが、必ずしも治療をあきらめなければいけないわけではありません。苦痛の無い時間があって初めて残された時間をどのように生かすかを考えることができます。中には再度治療に取り組む患者さんがいてもよいと思います。治療には苦痛が伴うこともありますが、近年ではがんの種類にもよりますが、副作用の少ない治療も多数出てきています。一方で、治療を行わないという決断も尊重されるべきだと思います。病院でたくさんの患者さんを受け持った経験を生かし、治療によって得られるものと、失われるもののバランスを考え、その患者さんの希望する生き方を得られる治療方針を一緒に考え、助言を行います。